日本スキー学会第25回大会開催のご挨拶


大会実行委員長 吉川昌則(青森大学)

平成27年3月14日(土)~17日(火)の4日間にわたり,ホテル安比グランド(安比高原スキー場)において
日本スキー学会第25回大会を開催いたします.2012年には日本スキー学会第22回大会が雫石スキー場で開催されましたので,岩手県での開催は2回目となります.
本大会のメインテーマは『スキーの指導方法論とその現場での活用について』です.日本最大のスキー団体である(財)全日本スキー連盟(SAJ)のスキー教程が,この冬に向けて大幅に全面改定されました.スキー教程はその国で行われるスキー指導方法に大きな影響を与えています.海外に目を向けても,アルペンスキーを行っている多くの国々で,それぞれのスキー教程が発刊されています.指導者資格を取得しようと思えば,その国のスキー教程を理解し,実践できる能力が求められます.2000年から国際スキー教師連盟(ISIA)が,各国スキー指導者資格を世界的な基準で統一しようとしています.現在はスキー指導者としての最低限の知識と技術を,国際的なミニマムスタンダートとして定めています.日本では,(社)日本職業スキー教師協会(SIA)がISIAのメンバーとして,2012年11月に『SIAスキー$スノーボード公式メソッド』をその影響を受けた内容にして発刊しています.
そこで,日本の指導方法論やスキー理論等が,実際の指導現場でどのように活用されているのか,その効用や問題点などについて,本大会では第一線の現場で活躍されている方々をお招きし,皆さんと共に考えてみたいと思います.ここから,今後の日本のスキー界の発展につながるヒントが捉えられればと思っています.詳細を以下に示しました.

【基調講演】 
基調講演には安比スキー&スノーボードスクール総長の児玉栄一氏にお話しいただきます.テーマは未定ですが(2014.11.15現在)、決まり次第、更新いたします。児玉氏は,日本職業スキー教師協会(SIA)教育部長であり,SIAスキー教程の編集にも関わっておられます.またインタースキー日本代表役員としてもご活躍なさっています.

【シンポジウム】 
シンポジストには,アルペンスキー競技指導の現場からという視点で佐藤照友旭氏(日体大スキー部監督,全日本学生スキー連盟アルペン部長),SAJ公認スキー学校における指導現場からという視点で畠山護氏(SAJブロック技術員,安比スキー&スノーボードスクール副総長兼SAJ校長),オーストリア国家検定スキー教師・アルペンスキーコーチの資格を持ちSIA公認スキー学校の指導現場で活動する視点から塚脇誠氏(杉山スキー&スノーボードスクール,元全日本アルペンスキーチーム強化コーチ)を予定しています.各シンポジストの発表後,フロアも交えた議論を行いたいと思いますので,皆様の活発な発言を期待しています.

【ワークショップ】 
東北随一の安比高原スキー場を存分に堪能していただく「安比高原スキー場巡り」を畠山氏,「指導方法論の現場での活用事例」を塚脇氏,「安全なパークライドを学ぶ・スノーボード/フリースタイルレッスン −安全なジャンプの飛び方を含め,パークアイテムを上手く滑って楽しむコツを伝授− 」(参加条件あり)を伏見知加子氏(トリノオリンピック・スノーボードハーフパイプ競技代表.スノーボードスクールSTEP7校長)にて行う予定です.スキーのワークショップは,共にシンポジウムでの発表内容も絡めたワークショップになる予定です.スノーボードのワークショップは「ある程度の斜面で、スライドターンをコントロールできる方以上のレベル」が参加条件になります.ふるってご参加ください.

【研究発表】 
 16日(月)午前,17日(火)午前に従来どおり実施します.講演論文集原稿は2〜6頁としますが,なるべく偶数頁になるようにご協力をお願いいたします.学会HPより指定されたテンプレートにて作成できます.お気軽にご参加ください.

【その他】 
学会大会へはカジュアルな服装でおいでください。
上記以外にもフレンドシップサロンやプレセミナーも準備中です.3月の安比高原で皆様にお会いできること楽しみにしております.ふるってご参加ください.